メキシコジュエラーの真髄"アクセサリー工房"32年目

ジュエリー工房"ハッピーカンパニー"の制作工程は、いわゆるアナログ。これはメキシコ現地のジュエラーの技法が入り混じっており少しばかり特殊。ローカルな地で限られた環境の中、様々なデザインや作品を生み出す"彼等"から多大な影響を受けています。

これらのアクセサリー制作の工程は、あまり世に出回っていませんが、ハッピーカンパニーのブログで公開しています。

シルバーの産地メキシコ"タスコ"で制作されたグアダルーペ(聖母マリアのペンダント)

メキシコでグアダルーぺを身に付けるスタイルは一般的で勿論宗教的な意味合いもあるが少なともハピカンではその枠を超えたアートとして、アクセサリーとして成立している。グアダルーペは日本では聖母マリアと言うのが一般的です。

その上プラスアルファで何か心に、多くは安らぎに似た気持ちを感じさせる。これは人だけの力で出来る事では無いと思うわけです。

余談ですがフランスで「グアダループ」。そしてアメリカでは「グアダルー」
"プ"や"ペ"を殆ど発しない。

日本ではカタカナで"グアダルーペ"と表記され「グアダルペ」と言う人もいます。

この"グアダルーペの聖母"はメキシコで最も敬愛されているシンボル。そして日本では聖母マリアと表現される。

ハッピーカンパニーのアクセサリー制作の工程「糸ノコを多用する」

これも一つの事例ですがアクセサリーの本型を作る作業。図柄を元に板を切り出す作業に入ります。素材は真鍮や鉄、シルバーを直接切り出す事も。直線ありS字カーブにヘアピンカーブありでスピードも大事。せいぜい10cmの距離でも結構なドライブです。ちなみ切り出しているのは真鍮素材の板で、厚みも様々。

殆どの時間、この"すり板"に手を添えてる?

メキシコヴィンテージをバックボーンにアクセサリーを制作し続ける職人「工房の景色」

朝、山の工房の窓をあけると冷えた濃密な空気と共に淡い光の射線が現れて一瞬で消える。ここで生まれた作品は図らずも影響を受けると肌で感じる。街は街、ストリートはストリート、外国は外国。それぞれの味わいがある。

シルバーが自然光に照らされシルバーの凝縮された密度、輝きが際立って見えます。

アクセサリーデザイナーの世界「新作が生まれるエネルギーの源」

コマのサイズ感も程よい重厚パール素材にシルバーチェーンを合わせる。形状はフィガロや丸みのある喜平タイプ等、少しのディテールで見え方も変わる。パールに限らず…チェーンブレスレットやネックレスは、トータルバランスが重要です。これは全てに共通しますね。

留め具に使用するマンテルのデザインもまたトータルバランスを左右する点。これも意見を取り入れながら、お好みで実際にパーツを合わせみながら決めていきます。

シルバー職人の世界"メキシコの銀山タスコ"の伝統を生かしてゆく

新作が生まれるエネルギー源は新しい素材やアイデアは勿論だけれど、人との関わりから得た過去の情報やメンテナンスの過程での刺激や気付きが大きいです。ほとんどが過去からの発展であり、それだけに今を記録して行く事が将来の製作には不可欠…。今、当たり前の事の中にとんでも無いものが潜んでいると…。

過去の延長や、これまでのスタンダードから新たなアイディアが沸き起こる感覚でしょうか。これも現在の交流、そしてハッピーカンパニーでのこれまでの交流があってこそです。

HAPPY COMPANY
小倉 盛人

32年目!ハッピーカンパニー福生の"これまでのあらすじ"
東京福生を拠点にしたショップ内の工房でアクセサリーを制作し続け、32年目をむかえたハッピーカンパニー。1991年に開業し、その間、世界有数の銀の産地メキシコ・ゲレロ州"タスコ"を旅しながら現地のジュエラー(職人)と交流。そこで多くの作品に触れ、タスコで入手したアクセサリーの数々を公開してきました。タスコの工房で学んだ経験を元に母国日本で自身の作品も展開。ハッピーカンパニーならではのエピソードや職人の日常、アクセサリーに関連した話や豆知識などを発信しています。

2022年1月の火災で建物内のショップと工房が全焼し、それから暫くして山奥に工房を確保。山と郊外を行き来しながらハッピーカンパニーと過去のアクセサリー(メキシコヴィンテージ等)を復活、復元させるための作業を進行中です。
周囲の方々と閃いたアイディア、この一連の流れを「フェニックス計画」と名付け、それを心の支えにしながら数々の作品をリバイバル、そして新しいアクセサリーのラインナップも公開中。"国"を問わずアクセサリーやアートを通じて交流を深めながら様々なオーダーやご要望にお応えしております。

ここは自他共に認めるアクセサリー好きが築き上げた「小さな隠れ家」