
火災現場から発掘されたメキシコ・シルバー
事実、火災で燃えてしまったアクセサリー工房。数ヶ月の間、徐々に発掘作業を繰り返してきました。
工房の殆どのアクセサリーは燃え尽きてしまい、ほんの一部残ったモノも殆ど原型は残っておらず、表面が熱で溶けているため修復が必要でした。
※2021年1月、ハッピーカンパニー福生のアクセサリー工房が火災によって全焼
そんな中で見つかった頑丈で分厚いアクリルケース
よく見ると中にあるアクセサリーは無事だったようです。ただ…ケースは熱によって膠着状態になっていました。
中も溶けかかっている。つまり溶ける寸前だった事が分かります。
工房の殆どのアクセサリーは燃え尽きてしまい、ほんの一部残ったモノも殆ど原型は残っておらず、表面が熱で溶けているため修復が必要でした。
※2021年1月、ハッピーカンパニー福生のアクセサリー工房が火災によって全焼
そんな中で見つかった頑丈で分厚いアクリルケース
よく見ると中にあるアクセサリーは無事だったようです。ただ…ケースは熱によって膠着状態になっていました。
中も溶けかかっている。つまり溶ける寸前だった事が分かります。
↑去年のはじめから発掘作業を繰り返してきた。
↑膠着したケースをハンマーで叩き割る中に何が残っているのか?ケースの表面がくもっているため私自身も全てを把握できない
メキシコのローカルアクセサリーが輝きを取り戻す瞬間
発掘作業から一年が経とうとしていた。開かなくなったアクセサリーケースをハンマーで叩き割ります。建物が崩壊する中でアクセサリーを守っていただけあって、思った以上に頑丈でした。中にあるアクセサリーが破損しないようハンマーを使い打撃を繰り返し、無事にケースを叩き割る事ができました。
熱によって多少、カタチは崩れていましたが、破損した箇所を修復、ディテールを調整してピカピカに磨き上げていきます。
熱によって多少、カタチは崩れていましたが、破損した箇所を修復、ディテールを調整してピカピカに磨き上げていきます。
ロザリオリング等メキシコカルチャーを色濃く感じさせるデザイン
修復したので少しばかりディテールの変化が見られますが、当時のデザインと変わないカタチ。さりげなくボリュームアップしたためリッチな印象に仕上がっています。

メキシコヴィンテージの年代物のシルバーアクセサリーも健在
ロザリオ(クロス)モチーフのリング、そしてJESUS(ジーザス)の文字が彫刻されたリングや、メキシコヴィンテージのリング等が姿を表します。
※ジーザスは驚きを示す言葉として使われる。意味合いとしては、文字通り神を示す。
※ジーザスは驚きを示す言葉として使われる。意味合いとしては、文字通り神を示す。
↑こちらは土台として、アレンジやカスタマイズが施される予定だったリング
時を経て復元された年代物のメキシコシルバー
あくまでも私の感覚では、もう数百年の時をこえた気持ちです。そんな中で幸い無事に輝きを取り戻したアクセサリーは心強いラッキーアイテムです。
ハッピーカンパニー工房では、これまでフルオーダーから修理、メンテナンス等に拘ってきました。これを機にアクセサリーは一生モノであると自信を持って言いたいところです。
HAPPY COMPANY
小倉 盛人
ハッピーカンパニー工房では、これまでフルオーダーから修理、メンテナンス等に拘ってきました。これを機にアクセサリーは一生モノであると自信を持って言いたいところです。
HAPPY COMPANY
小倉 盛人