囚人マスクをモチーフにしたリングをはじめリッチでファットなシルバーアクセサリーが展開される

重厚感と凶々しさを醸し出したシルバー素材の囚人マスクリング。アクセサリーはそのモチーフから光と影を示し、逆説的な意味合いを示します。その事から力の制御であったり囚われた者を想像させる囚人マスクは、逆の意味では「力の解放や自由」を意味するとも捉えられます。

高密度なスターリングシルバーを採用。デザインやテクスチャーに合わせて適度に燻す事で、レトロな風合いや重厚感を表現。一見、抽象的なイメージですが見る人によっては、そのフォルムからマスクのモチーフを即座に連想します。

歴史的背景やルーツを表したモチーフ、または身近にあるモノや個人的に影響を受けたモチーフ等を元に様々な作品が生み出されます。ジュエリー職人の感性や、他のデザイナーの感性、これまでの交流から、アイディアが膨らんでゆく。

それはアクセサリーの枠組みを超えた造型、アート作品です。

囚人マスクリングのイメージ撮影が行われました。映画の世界観を想像させる、これまでの凶暴なキャラクター設定や役者の演出や脱獄シーン等をイメージする等、エンターテイメントの要素が加わります。

今回のコレクションの中には囚人マスクの他に「ガスマスクやチェーソー」をモチーフにしたシルバーアクセサリーも存在。剣などの古典的なモチーフのみならず、近代的なモチーフも取り入れ、よりデザインや再現するモチーフの幅を広げていきます。

・チェーンソーモチーフのペンダント
チェーンソーのデザインはオリジナリティを加え、形状に合わせてバチカンを装着。立体感のあるペンダントトップに仕上がりました。

・ガスマスクモチーフのリング
ガスマスクのリアルな形状を再現。その特徴はゴーグル部分や口元部分のボリュームや高さです。

クロムコーティングの技術は日本がはじめとされています。現代ではシルバー素材の上からクロムメッキを施したアイテムが多く存在。今回はこれらの躍動感や無骨感のあるデザインにクロムを採用しました。

クロムコーティングの特徴としては、決して頑丈な加工ではありませんが、経年変化を楽しむことができます。ディテールのエッジ（凸）部分から徐々に剥がれてゆき、身につける人によって独特な風合いが生まれます。

これまで数々の映画の中で俳優が身に付けてきた凶暴なキャラクター設定。歌手やアーティストのプロモーション映像も含め、様々な作品が世に残されてきました。

ジュエラー（アクセサリー職人）の視点から制作された作品

それらのインスピレーションを混合し、制作されたのが「BLACK MAGIC」と名付けられた囚人マスクをモチーフにしたリングなのです。

近代的なモチーフから歴史ある文明モチーフ等、幅広く斬新且つユーモアを表現したジュエリーコレクションを展開。メキシコのシルバー職人の技法、さらには少数のデザイナーが交わり、自由に表現してゆく。

HAPPY COMPANY
小倉 盛人