火災で焼けたジュエリーショップ"ハッピーカンパニー"火災はこれからの始まり

ジュエリーへの拘り、アート、ファッションへの拘り等、様々な分野から交流が生まれます。
今後もハッピーカンパニーはそのような交流の場としてご要望にお応えできたらと思っております。

ここ最近、ハッピーカンパニーの歴史の中で、これまでを振り返って見ることに。

私自身としては、大きな意味があると感じています。

※現在クリエイターとウェブデザインの打ち合わせ中

クリエイターとのデザインの打ち合わせの中でも、気付きましたが、火災という出来事が無ければ生み出せなかったデザイン、やるべき事の方向性。これまで交流してきた人、これから交流する人へ提供できる事。何気ない部分も含め、ハッピーカンパニーなりに進化を遂げるきっかけとなった。

朧げな未来がハッキリ見えてきたのは、一度、火災というタイムマシンに乗ったから…

ジュエリー職人として、これまでやってきて良かった…と、これまで以上に強く再認識できた事。
"過去を変える事以上に感じて得られた事は大きい"

あくまで個人の考え方ではありますが、振り返るとメキシコに行った当初、良い意味で印象的だったのは、メキシコ特有のアートや雑貨は意味合いが深く、物事を前向きに捉えるような雰囲気がありました。

長年、何度もメキシコと日本を行き来していたからなのでしょうか。それが自然と馴染んだ事で、事実は事実として受け入れ、現在もニュートラルな気持ちです。

ゴールド、シルバーの高騰が世間では続いているが、人によってはそれでもゴールド・スタイルを貫き続ける。

銀、特に金素材の高騰は職人としては頭の痛い事かもしれませんが、なんのなんの…。だからこそ"価値"であり、その"希少価値を身に付ける"という考えもあります。

ハッピーカンパニーにご来店し、接した方はお分かりでしょうが、ハッピーカンパニーは完全にアナログベースのスタイルです。これも根本軸にあり、その中で現在プラットフォームを生かし、古き良き時代のテイストを表現していく…。軸を持ちながらも様々な要素を取り入れていけたら…と。

※写真は数年前メキシコ・タスコでデザインされたジュエリー

トレンドとは無縁なハッピーカンパニーですが、ジュエリーを扱う者として、これまで一通り時代の流れを感じ、その都度トレンドについてはダイレクトに響く部分もありました。

例えば、ロザリオは突き詰めて長く愛用する人もいます。過去を辿るとハイブランドの影響によって数々のロザリオネックレスが日本で流通します。

男女問わず身に付けていたドルチェアンドガッバーナのロザリオはその代表的な作品で、2000年代の日本でロザリオが知られるきっかけになったとも言えます。
ジュエリーもそうですが一人一人が拘りを持ち、それは時代や、当然ながら、その人のライフスタイルが影響していると思います。もちろん、その時の気分もあるでしょう。

例えば…
ジュエリーを身に付けて、いつもと異なる自分を演出する。または、普段のライフスタイル、生活環境、仕事に適したジュエリーを身につける等、人によって様々。
ジュエリーを手に取るまでの過程、そこには、一人一人にストーリーや想いが詰まっています。


グアダルーペ、メキシコカラーカスタマイズ

最後に締めとして、これまでハッピーカンパニーの主力であったグアダルーペのカスタマイズ事例をご紹介します。

これらのグアダルーペは90〜2000年代のコンパクトなペンダントトップです。(それ以前のものもありましたが)

これらのグアダルーペの造型を生かしリングにカスタマイズ。
トップのデザインの形状から見てもリングにする事で重厚感が増します。さらに、その重厚感を生かしてグアダルーペの周りにストーンを装着。グリーン、ホワイト、レッド…、そして、トップをゴールドにする事でメキシコカラーに仕上がる。

ちなみに90年代のメキシコのシルバージュエリーはリッチでファットなデザインが多く、活気を感じさせる雰囲気でした。そして近年、数年前から廻るに回って90年代のファッションブームがおきた事、それはジュエリーの世界にも共通する部分があります。まるで90年代から2000年代初期のテイストかのようです。

過去を辿ると2000年代からメキシコのシルバーアクセサリーの体積が下がり、軽量化(ボリュームダウン)する傾向がみられた。

もちろん、軽量化したことで洗練されて見えるデザインもありますが、近年ハッピーカンパニーでは2000年代のアクセサリーのカスタマイズや、オーダーアイテムをいくつも手掛けてきました。

その中の例としてグアダルーペのカスタマイズは、代表的な志事の中の一つと言える。

※2011年1月の火災で建物が全焼し、あれから店舗を失ってしまいましたが、あれから急遽ジュエリー工房を八王子に確保。
以前のハッピーカンパニー工房とは異なりますが、第二で密かに、これまでと同じように継続しています。

何か気になる事、ご相談等ございましたらお問い合わせください。


小倉盛人