
原型を作るときハンドメイドでしか表現できない技術がある
技術に対し、感性や感覚加わるので、細かい微調整は手作業で行っていき、一つ一つ独特な風合いが再現される。
こちらの巨大なペンチはどんな役割を果たすのでしょうか?
ここまで巨大だと挟む力も相当なものです。
結論!針金を細く調整するための道具!
鉄板の穴にシルバーの針金を通して、この巨大ペンチで力を込めて引っ張ります。
通して引っ張るイメージ

何度も繰り返し、サイズ(直径)が小さい穴へと徐々におとしていくことで、針金が徐々に細くなっていきます。
求める細さになったら、それを曲げたり編み込んだり、針金、他の金属との接着部分も考え、全体のデザインを作り上げていく…
これはフェルナンデスというメキシコ・ジュエラー特有の技術で、編み込みのデザインは、フェルナンデスの十八番です。
フェルナンデスは一家は生まれながらのジュエリー職人として育ち、代々伝わる伝統的な技術で、作品は世界へと広がっていく

その技術を知る事に意味があり、その信頼する職人の技術を生かしながら、コラボアイテムやカスタマイズなどもハッピーカンパニーで行っています。
そこから、オリジナルチェーンなどに発展し、フェルナンデスの針金を扱う技術は、少なからず、ここで、生かされてることは確かです。
↑メキシコ職人とのコラボアイテムやカスタマイズ
この針金を引っ張る…という作業を、静まり返った工房で一人で黙々と繰り返す
派手なアクションと地味なディテールの変化…
そこに快感を覚えるのは、変態思考かもしれませんが、当然、これは必要な作業なのです。

ハッピーカンパニーはメキシコ現地のジュエラーの伝統を引き継ぎながら日々活動
基本的にハッピーカンパニーでは挟んで固定して作業をする事が多いのですが一番使うのはやっぱり生身
アクセサリーをハサミ続けて30年、親指に変化が…笑
これもジュエラーの進化と言えるでしょうか。

↑店内には様々工具が並びます!何か気になる工具がございましたら、お声掛けください!
